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オペレーザーNEOSの注水について

2018/10/25

注水1
炭酸ガスレーザーは、He、N2、CO2、O2、Xeの混合ガスを媒体とした波長10.6[μm]の目に見えない赤外線領域のレーザーです。
レーザーを生体表面に照射する事で、数[ms]という短時間で照射部分が200~1000[℃]という高温になり、蒸発・気化します。
レーザーが照射された表面の温度上昇により生体組織は蒸散されます。
この炭酸ガスレーザーは水によく吸収される波長特性があります。
水を噴霧することで得られる冷却効果は、レーザー照射部位以外の周囲部熱変性を抑えるとともに生成された炭化層が噴霧された水により除去されやすくなり、切開・蒸散の際などに術後の切開層面における炭化層の出現が水を噴霧させない条件と比較すると少なくなります。
注水2
鳥ササミ肉への照射
注水3
上部:出力5.0W SP3  CON 注水なし
下部:出力5.0W SP3  CON 注水照射
 
また、金属体に対して温度上昇実験を行ったところ、無注水時【図1】【図2】【グラフ1】と注水時【図3】【図4】【グラフ2】では、温度上昇に違いが見られます。
その為、金属周囲部での温度上昇を抑えなければならない条件でレーザーを使用しやすくなっています。
 
◎無注水時:7.0W-CW-CON 照射におけるインプラント体の温度上昇
注水4
【図1】照射前サーモグラフィック画像
注水5
【図2】60秒照射後サーモグラフィック画像
注水6
【グラフ1】無注水時:7.0W-CW-CON 60秒照射でのインプラント体の温度上昇
 
◎注水時:7.0W-CW-CON 照射におけるインプラント体の温度上昇
注水7
【図3】照射前サーモグラフィー画像
注水8
【図4】60秒照射後サーモグラフィー画像
注水9
【グラフ2】注水時:7.0W-CW-CON 60秒照射でのインプラント体の温度上昇
 
 

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